いぬかい小児科
院長 犬飼和久
Profileー
名古屋出身 信州大学医学部卒業。
日本小児科学会専門医、赤ちゃん生育ネットワーク会員、チャイルドケアコンサルタント。
大垣市民病院にて一般研修後、パルモア病院で周産期医療、母乳育児を研修。更に名古屋市立大学小児科で研修後、聖隷浜松病院に赴任し、新生児科部長、小児科部長を経て2001年9月に退職。名古屋市立大学にて静岡県西部地域の周産期、新生児医療に従事する。特に新生児仮死の予防と医療、未熟児の後遺症なき救命に尽力すると共に、退院した赤ちゃんの長期間にわたる成長発達の追跡調査を行う。また日本母乳の会会員として 母乳育児の普及に力を注ぐ。平成24年度子ども若者育成・子育て支援功労者表彰、内閣府特命担当大臣表彰(子育て・家族支援部門)受賞。平成27年日本周産期新生児学会より功労会員として表彰。
いぬかい小児科さんの特徴をおしえてください
当院ではチーム医療を方針とし、各分野の専門スタッフが連携して小児医療と育児支援を実施しています。
医師、看護師を始め、助産師、カウンセラー、栄養士なども在院しており、ワンストップサービスができる医院を目指しています。
また子育てを始めるところからサポートする体制があるので、子育て中のお母さん、小さなお子さんに寄り添った医療、サービスを提供できることが特徴です。
小児医療と育児支援をされようとしたきっかけは何ですか
病気を診るだけでなく、日常生活を送る上での不安や困り事にも対応できる、アドバイスができるクリニックになれたらと考えていました。
子供が小さいうちはそれぞれの家庭で様々な問題が起こります。夜寝きをよくする、お乳をあまり飲まない等の問題にひとつひとつお母さんと一緒に向き合い、小児科の領域から見たサポート、アドバイスができるよう心掛けています。
具体的にはどんな診療をしているのでしょうか
一般診察と心理発達相談、授乳中のお薬の相談です。
一般診察に関しては、小児科、新生児内科、小児皮膚科、検診、予防接種新生児医療に従事した経験を活かして、生まれてすぐの新生児から乳幼児、児童と一人の児の経過をたどって診ていきます。予防接種や検診でも、児童の健康と発達について全体を診ていきます。
心理発達相談に関しては、臨床心理士によるカウンセリングが受けられます。子育ての悩み、人間関係、気になる癖、発達の心配、不登校・不登園、かんしゃくなどのご相談にお応えします。
授乳中のお薬相談については、子供の自然治癒力にできるだけ損なわないことを考え、西洋薬・漢方薬とともに使用に関しての細かい指導をしながら症状に合った処方をしています。
母乳の相談、例えば赤ちゃんの体重の増えない・うまく吸ってくれない・乳首や乳房が痛い・卒乳・授乳中のお薬相談等も医学的根拠に基づいて、助産師と共に対応いたします。
建物についてお聞かせください。建物も特徴的で従来の医院というイメージとだいぶ違うと思いますが
小さな子どもを抱えるお母さんたちの視線に立った施設作りをいたしました。この地域に住むご家庭は転勤されてくる方も多く、特に子育てをするお母さんは孤立してしまいがちです。クリニックだけでなく、そのお母さん達の交流の場になれたらという考えのもと、建物を設計いたしました。
居心地の良い空間の中で、同じ境遇のお母さんたちとの交流を通して、「大変だけれども、子育てはとても楽しいもの」という気持ちを持ってもらえるよう、心掛けています。
お母さん同士が自然に友達になれるコミュニティスペースとしての役割を、この建物は果たしてくれています。
いぬかい先生からのメッセージ動画はこちらに